いっちょんすかん

ゆれる愛、ゆれる友情、ふんばる熊本。

いっちょんすかんの意味とは？

前々作情報

前作情報

あらすじ ４月１４日夜。中年のよしひろ、洋平、ソリ、ボンは店で酒を飲んでいた。何かあれば「あいつ、いっちょんすかん」と口癖のように言い合う幼馴染だ。店内には田上（米村亮太朗）の姿もある。そこへ泥酔したマコ（倉科カナ）が現れるも何だか田上とは気まずい雰囲気。田上への当て付けにマコはよしひろに家まで送ってもらうことに。抜け駆けされ、みんなはまたも言い合う「いっちょんすかん」。気づけば店には田上とソリだけ。すると、ぐらっと店内が揺れだした。停電、悲鳴、物が落ち壊れていく――。一度目の大きな地震が熊本を襲ったのだ。避難所ではTV取材を受けるゲン爺（大地康雄）の姿。相変わらずの様子にバカにして笑う幼馴染の四人と田上は、拳骨をお見舞いされそうになる。危機は去ったかのように思えたが、余震はまだ続いていた。マコの安否が気になる田上は必死に探しまわり、車の中で眠るマコを発見。自身のヘルメットをそっとボンネットに置いて去っていく。４月１６日、深夜１時。二度目の大きな地震が熊本を襲った。避難所にはいつものメンバーと田上が集っていた。しかし、ボンの姿が見当たらない。そしてマコの姿も…。田上はマコを探しに、他のみんなはボンを探しに、真っ暗な余震の続く熊本の街へ出ていくのであった――。 概要 熊本の情景を記録した映画「うつくしいひと」・「うつくしいひと サバ？」。今回はそのシリーズのスピンオフとして撮影された行定勲監督の熊本映画３作品目である。二度の大地震に襲われた当夜の様子をコミカルに描いている今作は、「うつくしいひと」シリーズで御馴染みの田上（米村亮太朗）、そして田上の恋人（倉科カナ）のラブストーリーにもなっている。そこに、熊本で活躍するタレントや芸人、アナウンサーの方々を迎え、笑えて、泣けて、心温まる作品に仕上がった。もちろんシリーズで御馴染みの探偵・玉屋末吉役の高良健吾、特別出演でゲン爺役・大地康雄、そして斎藤工が友情出演をしている。

出演者（CAST）　米村亮太朗　黒木よしひろ　園田慶典　山下隆史　田中洋平　中川ひとみ　英太郎　MEG　舩津真弓　松原大祐　／　小沢まゆ　斎藤工（友情出演）　高良健吾　大地康雄（特別出演）　倉科カナ

監督・脚本／行定 勲　脚本／堀泉 杏　エグゼクティブ・プロデューサー／倉田 奏補　プロデューサー／吉澤 貴洋　古賀 俊輔　占部 裕　新野安行　音楽／めいなCo.　撮影／福本 淳　照明／市川 徳充　編集／今井 剛　美術／相馬 直樹　録音／伊藤 裕規　音響効果／岡瀬 晶彦　スタイリスト／馬場 圭介　ヘアメイク／倉田 明美　助監督／工藤 将亮　制作担当／大川 哲史　主題歌：忘れらんねえよ

熊本弁“いっちょんすかん”の意味とは？ 熊本弁で「いっちょんすかん」とは「全く好きじゃない」という意味です。いっちょん＝すごく、すかん＝好きじゃないそのままの意味で使用されるほか、“肥後もっこす”といわれるほど頑固者が多くシャイな県民性のせいか、本当は大好きなのに「んーにゃ、いっちょんすかん！」（ううん、全く好きじゃないわ！）と言葉とは裏腹に使われることも多々あります。